はつり仕上げとは、ノミで石の表面を化粧すること
仕上げのやや雑なものに、すだれ仕上げというのがある
上の画像の真ん中の石がそれ
ノミを離さずに仕上げるため、筋状の模様が現れる
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二条城では、二の丸の南側でとても多く見られる
ここなんか、ほとんどじゃねぇか!!笑
もちろん、わざとすだれ仕上げにする場合もあるが、その場合は、細く、まっすぐに仕上げられ、
周りの石も全て同じ間隔、角度になっていて、とても美しい
まるで浮世絵の雨、または風になびく柳のようである
上の画像みたいなものは雑なもの笑
さらに、石垣に使われる巨石には矢穴(やあな)というものがある
打込み接や切込み接では、大きな石が必要なので、岩から石を切り出す‼️
その時に、クサビ型の矢というものを一列に打込み、切り取り線を付けて割るのである!!
名古屋城などでも多く目に付く矢穴なのだが、二条城ではほとんど見当たらなかった
今回の訪問では、二の丸西側から本丸の石垣を見ていた際に1箇所だけ発見
また、石垣の醍醐味でもある刻印も全く観察できなかった
以前に名古屋城に行った際には飽きるほど刻印があったのに
こらは名古屋城の本丸の石垣を南側から撮った写真
これは特に密集しているけど、いろんな刻印があって楽しいでしょ☺️
矢穴もたくさんあるしね!!
こういう、人の触った跡が残るってすごい
100年前のものだから
そんなものにロマンを感じてしまうと、代わるものなんて簡単には見つからない
ただ、名古屋城の石垣は、谷積み(たにづみ)や落し積み(おとしづみ)と言われる、技術の低い石垣になっている
明治時代に石垣の積み直しをしたお城ではよく見る石垣だが、とても残念な気持ちになる
100年前にできたことが今はできない
日本人に関わらず、今の人は大切な事を忘れてしまったのではと思ってしまう
量産、ベースアップ、、
近代化には貢献したが、その犠牲になったものがあるなら、突き抜けた技術であろう
二条城は石垣から見ると、とても面白いお城だった!!
石の形、大きさ、表面のはつり仕上げ‼️
今まで行ったお城でも最上級の石垣を持つ二条城
修学旅行ぶりの思い出に!石垣観察に!是非足を伸ばして欲しい
ちなみに、二条城は誰でも城主になれる‼️
200円からできるので、小学生でもなる笑
ぜひ城主になってほしい
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