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今回は石垣の観点から大阪城を紹介します☺️
先ずは僕の一番好きな景色から
大阪城の南側
大手門から少し歩いたところの六番櫓を含む算木積みの群れ
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この石垣の隅にはそれぞれ隅櫓がたっていましたが、今は六番と一番を残すのみ
この石垣全てに櫓がのっている姿を見てみたかった
どうやら生まれる時代を間違えてしまったらしい
そして、算木積み(さんぎづみ)の連なる光景はどうしてこんなに美しいのでしょう
算木積みの石垣の精密さ
石垣の反り
人間が作ったとは思えない
ちなみに、ここは屏風折になっており、とても守備力は高い石垣となっている
秀吉も城の南側が弱点と知っており、家康もわかっていたほどなので、
今をときめく真田丸も城の南側にありますもんね
城の南側には、広い土地がある
これをヒントに何が弱点なのか考えてみてください
大手門横の石垣の高さが約26Mで、大阪城では2番目の高さなので、この場所でもそれに迫る高さがあると考えられる
高いもの、大きいものは理屈抜きで憧れる
次は二の丸にある切込み接ぎの石垣

おそらくここに門があったのだろう
これだけの巨石を使い、ここまでの精度で切込み接ぎを観れるのは滅多にないチャンスである
しかもここは触ることもできる!!
切込み接ぎとは、石垣では一番精巧に作られた石垣である
見てわかる通り、石の隙間が全くないほどに整えられている
表面のはつり方も最高
ぜひ触って感じて欲しい☺️
これだけ大きな石を正確な形に切り、表面を均一に整えるなんて、僕の一生がかかってしまいそうだが、当時はどの程度の仕事だったのだろう
僕には、石の切り方も運び方、積み方すらも想像できない
これは見落とし度70%を誇る穴場である
大阪城の天守台の南側なのだが、石垣がずれているのがわかる
実はこれ、戦争の際に米軍の攻撃を受け、ずれてしまったのだ
しかし、徳川大阪城の天守台を担当した、藤堂高虎の石垣は崩れなかった
ほとんどの人が、たこ石の前で写真をとり、天守閣を見終わって満足して帰るのだが、
その帰り道の途中にある
さらにこの場所から搦手へ少し降りたところ
手のひらサイズの凹みが見られる
これも戦争の傷跡
大阪城に軍事施設が置かれたため、攻撃の目標にされたのが伝わる
石にこれだけの跡が残るって、相当な攻撃であったとわかる
最後に
先ほどの六番櫓の横あたりに、ちょうど石一つ分抜けた部分がある
写真では分かりづらいかもしれないが、生で見たら一瞬でわかるはずだ
中は空洞になっており、数Mのところで崩れているため、その先は不明とのこと
軍の壕を作るために抜いたなどの噂がある
今回は構造の話は置いておき、純粋に見どこをの紹介という感じになりました
大阪城も石垣が素晴らしいお城で、みどころがたくさんありますので、
ぜひ石垣もチェックしてください
次回は名古屋城へ行きます
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