二条城は京都市中京区にある国宝のお城
(国宝→二の丸御殿)
修学旅行などで訪れた人も多いはず
形式としては、二の丸が本丸を完全に取り巻く、輪郭式(りんかくしき)
地図で見るとわかりやすい!!
輪郭式は守備力が高いのは良いのだが、二の丸が狭くなってしまうという欠点も、、、
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まずは東大手門から入場!のはずが、、
残念ながらH29.3まで東大手門は工事中のため、見学できなかった
とても残念である
なので、まず目に入ってくるのが築地塀(ついじべい)!!
築地塀は寺院によく見られる塀で、城郭に使われる例は少ないので要チェック
二枚の板を立て、そこに泥を入れては押し固めて作る築地塀は分厚く、横縞が美しいという特徴がある
壁の分厚さが分かるポイント!厚さに驚かされる!!
この次に見えてくるのが唐門(からもん)
この門の特徴は桧皮葺(ひわだぶき)
そして四脚門(しきゃくもん)
城郭において門と言えば、瓦葺(かわらぶき)の高麗門(こうらいもん)だが、壁も門も御殿(ごてん)仕様となっている
立派な神社のような雰囲気も感じる
門の表側にも控柱が立っている四脚門
何気ないが、面白い
四脚門は死角が増えるため、城では一般的ではない
柱の陰に隠れて武者の気持ちを考えてみて欲しい
ものすごい豪華な装飾が施されている
豪華絢爛とはまさにこのこと
小さなおじさん、珍獣などが隠れているので、探して遊ぶのがおすすめ
国宝に指定されている二の丸御殿は撮影禁止のため、画像はないが、大政奉還を行った部屋が見れるという
ものすごい歴史が動いた現場を肌で感じることができる☺️
個人的には、襖の取っ手の飾りを見てほしい!!!
とても精巧で綺麗である
100年前の日本人にはこういうことができたのである
御殿の次は庭園を見ることができる!!
とても心休まる場所
が!
もう一箇所見るべきところがある!!
それが床下
これが、そのみどころ
歩くと、キュッキュッとなる、二の丸御殿に施された鶯張りのからくり
ここ以外では見れないので、床下に潜ってほしい!!
庭園を見終わったらいよいよ本丸!
出島のように飛び出した門が特徴的な櫓門(やぐらもん)
櫓門とは、門の二階部分が櫓になっている門で、守備力がとても高い門である
通常は
桝形(ますがた)の前に高麗門、高麗門に直角に櫓門を建てることが多いが、ここでは前に建てられている
二条城の場合、桝形が3回も曲がっている上に、段差があるので、櫓門のみでも相当な防御力があったと推測できる
*桝形
虎口(こぐち)に石垣などで区画された四角い広場のこと。桝形内に侵入した敵兵は石垣の上の土塀や櫓門から攻撃される。さらに、虎口に対して直角に櫓門が建てられているため、敵兵は減速することになる。とても厳重な機構。
門を突破したところにこんな石垣があって、上から攻撃されたら絶望である
そしてこの地味な建物が本丸御殿
ほとんどの修学旅行生は目もくれずに通り過ぎる、、笑
確かに地味だし、、、
当時としては珍しい二階建ても、たいしたアピールはできない
そして最後に天守閣、、
と思いきや、二条城には天守閣は現存しない
現存するのは天守台という、天守閣が乗っていた台座の石垣のみ
これが二条城が城っぽくない要因でもあると思う
天守台に上がっても、木がおおい茂っていて、あまり景色も見えない
京都に行くときは二条城に行き、綺麗な石垣を眺め、河原町まで足を伸ばし、エレファントファクトリーコーヒーへ行くのがいつものパターン
僕も大好きな村上春樹さんの、象工場のハッピーエンドから店名をつけたという、最高のカフェ
以上、二条城のレポートでした!
続編として、石垣から見た二条城の魅力を公開しますので、よろしければお読みください‼️
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