天守のある城の中では日本一といっても過言ではない城
とは言っても天守は鉄筋コンクリート製
しかし、この城の本当の魅力は天守ではない
というか、城の魅力は天守ではない
あるいは、天守だけではない
大阪城はテーマを絞って挑まないと、1日では回りきれない魔の城とも言われる
以前、このブログで夜の大阪城の楽しみ方を紹介した
左のカテゴリーから大阪を選んで読んでみてほしい
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さて、大阪城に奇妙な点があるといったが、あくまで諸説ある、ということを前提にしてほしい
この日は、例のごとく、谷町四丁目で下車し、大阪城大手側へ
最初は、以前の記事でも紹介した大手門の柱の継ぎ方
これは、一見しておかしい
画面左側は、スライドして組む形だ
それに対し、右は山形となり、スライドは封じられている
本来であれば、まっすぐ切って継ぐのが普通なのに、なぜ、あえてこんな継ぎ方をしたのか
ちなみに、耐久性はこの継ぎ方のせいで下がっているそう
どういうカラクリなのか考えてみて欲しい
二つ目は6番櫓
6番櫓は寛永5年に創建され、戦火をくぐり抜けた奇跡の櫓だが、その左下の石垣に注目して欲しい
ちょうど石一個分くらいの穴が見えるだろう
この穴は約90cm四方、中で土が崩れ、行き止まりとなるが、元々は奥まで続いていたようだ
秘密の抜け穴なのか
それにしては、この高石垣の中腹に出てどうするのだろう
今では、陸軍が二の丸の地下に防空壕を作った際に抜いたものというのが一般的な説となっている
お次は本丸南側の石垣
この写真で真ん中に見える石垣の中にそれはある
人面石である
今でも城内を徘徊していると言われる、淀君の霊を鎮めるためなのか、はたまた魔除け除霊の意味があるのか
場所はわかりにくいが、双眼鏡で探せば、それほど難しくはない
おおよそ、右上のあたりである
上の写真の真ん中
打ち込み接ぎの石垣の中に不自然にまざる丸い石
これが人面石である
拡大しても、人面というには、かなり微妙である
最後は本丸西側の空堀である
もちろん、城にはいろんな作戦、事情がある
一般には、わざと弱点を作ることで敵をそこに集中させるために、あえて空堀にしていると言われている
確かに、南に平地を持つ大阪城にとって、南から責められた敵をどちらかにおびき寄せるとすれば、搦め手となる東側よりは、西側の方が都合が良いだろう
それにしても大胆な作戦すぎはしないか
しかも、この空堀にはもう一つ奇妙な点がある
写真の空堀のやや下側に一筋の出っ張りが見える
これは、樋のようになっており、なかが空洞となる
何かの抜け穴としか思えない
もう少し隠しようがある気もするが、、、、
大阪城には、他にもよく見ると変な場所が多くある
今回は、本当に何のために??といった種類の奇妙な側面を紹介した
また機会があれば、戦争の傷跡や歴史の事情なども紹介したいと思う
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