大阪城は言わずもがな
日本で一番有名なお城といっても過言ではないお城
修学旅行や観光客もとても多い
現存している大阪城は、大坂夏の陣の後、徳川家康が豊臣大阪城に1~10Mの盛り土をし、その上に再建した城である
天守閣は徳川大阪城の天守台に、豊臣天守閣の形を再現し、徳川大阪城の漆喰塗籠の華やかさを加えたハイブリッド天守閣である
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このように、歴史に忠実に再現されていない天守閣は、窓の位置など、違和感が残る
しかし、大阪城
特に夜の大阪城が美しいことに間違いない
なまじ復元された天守閣などないほうがいい派の僕だが、これは認める
大阪城へは、普通、JR大阪城公園駅下車し、徒歩という人がほとんどだが、少しでもお城に興味があるのであれば、ぜひ大阪市営地下の谷町四丁目駅から行って頂きたい
理由は大手門に近いから
JRから大阪城へ向かうと、搦手(からめて)という、言わば裏口から入ることになるため、細い道を通り、お城の裏側を見ながら入っていくことになる
これではお城の魅力も半減してしまう
と思う(個人の見解である)
大阪城の大手門はとても立派である
堀をよこぎる橋は、堀の幅のスケール感を感じる
当たり前すぎてつい忘れているが、堀の幅と橋の長さは同じである
この日は夕方から大阪城へ行ったため、ライトアップされている
天守閣へ登らない場合は、夜の観光もおすすめである
何しろ空いているのがいい
ゆったり観察でるし、写真に人が写り込むこともない
橋を渡る最中、左側にある千貫櫓(せんがんやぐら)から横矢がかかり、当時であればここは難所であったはずである
こういう、櫓などが堀からせり出して橋を狙う構造を左袖という
大阪城の場合は桝形が左曲がりなので、どちらかと言えば右袖だが
門をくぐると、
桝形に入る
石垣の上から下までを1枚で埋めるほどの巨石3枚が並ぶ
その姿は想像を絶するほどの壮大さである
枡形にでかい石を置くのは権威の象徴という狙いがあったらしい
どうだ!こんなに大きな石を使えるんだぞ!ってとこでしょう
そして、大阪城にきたら是非見ていただきたいのがこちら
大手門の高麗門の控え柱だが、大正時代に補修された跡が残っている
この柱の継ぎ方が不可能のように思える
一体どのように継いであるのか
こんな継ぎ方をする必要はなかったはずなのに、あえてこうした
実際、強度的には、まっすぐに切って修復する方が強いそうだ
いよいよ本丸の前まで来た
大手門と似ているが、別の門である笑
この先も桝形になっており、あの名物がある
写真が薄暗くて申し訳ないが、手前のマンホールなどと比べて頂くとそのスケール感が伝わるかと思う
高さ約5.5M、幅約11.7M
畳36枚敷けるのだそう
桝形に巨石を置くことが権威の象徴だったとは言え、これはヤケクソなのではないかと思ってしまう
ここまでの石をどこから切り出し、どのように運んだのか想像もつかない
秀吉すごい‼️
もしくは家康なのかな??
このまま進むと天守閣があり、もちろん登ることもできる
が、あまりおすすめはしない
中はお城ではなく、テーマパークである
歴史的な資料に興味のある方は入る価値はあるが、天守閣からの眺めを見たい
くらいの興味なら、とりわけ素晴らしいものではない
近代のコンクリートで作られた城は、外から見るためだけのものである
(かく言う僕も、ほとんどの場合中に入るが)
そして大阪城の東側
搦手の極楽橋からの眺め
暗いので見えないが、映画などでもよく使用されているらしい
夜の大阪城
昼の大阪城もいいが、夜のライトアップもいい
こんなに大きなお城にロマンがないわけがない
何回いっても毎回新しい発見がある
一度は見ていただきたいお城である
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