これは二の丸の東側の石垣
特徴としては、平たい石を布積みにした石垣である
やや小さめの石を野面で積んでいるため、登りやすそうであるが、横矢がかかるため、登るなら画像左側かな
それにしても、隅の算木積みは立派である!!
角度はやや緩やかだけどね
そこから北側に回ったところ
画像中央の石垣が崩れかけている
その左側の石垣は明らかに石の質も、加工の方法も全く違う
あまりこういう石垣を見たことはなかったため、珍しがって眺めていたが、ほぼ不審者だったと思う
それに、石が抜けているところもあり、石垣としては、綺麗ではなかったです
保存状態が良くないのかな
岸和田城は火事で焼け、ボロボロになった石がたくさん見られた
火事にあうと、石の中の鉄分が酸化して、赤くなると何かの本で読んだ
これは犬走りの上の石垣ですが、犬走りを足場にしようとした敵に対して横矢がかかる屏風折りになっているため、守備てきにはそれほど不利でもないきがしてきた
むしろ、ちゃんと弱点とわかって戦略を立てていれば、利点ともなりかねない
石垣の積み方も、野面、打ち込み接ぎ、切込み接ぎなど、丁場により様々な石の積み方をみることができる
画像右側の方は野面積み、真ん中付近は切込み接ぎ、左側はやや打ち込み接ぎのような感じになっている
石が脆い質だそうで、地盤の関係もあり、石垣の補強として犬走りがあるようだ

さらに、本丸から犬走りに降りる階段がある
しかし、犬走りから攻撃すると考えると、下から上を向いて撃つかたちになるため、やはり不利である
なぜ犬走りに降りる必要があるのだろう
石垣の観点からみると、様々な様式、構造的な戦略が独特でとても好奇心を刺激された
ものを覚えるのではなく、考えるのは面白い
机上であれこれ考えるより、足で稼ぐ知識、経験は本当に財産になると教えてくれたお城だった
カメラにゴミがついていることに気づかなかったのは本当に情けない
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