岸和田城の話は、会社の先輩から聞いていた
僕がスピーチでお城の話をしたのを面白がってくれた一人かもしれない
岸和田城は岸和田駅から徒歩約10分、隣の蛸地蔵駅から徒歩5分ほどにある小さなお城☺️
真横に学校があり、生活に密着したお城のようだ
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[0回]
この日は急にオフになったり、本で岸和田城の話を読んだりと、きっかけが重なったので行くことにした
岸和田と言えばだんじりを思い出す人が多いだろう
僕の場合は学生時代にアルバイトでたまに訪れた程度で、地理的な位置もよくわかっていなかった
駅を降り、しばらく歩いても全く城の気配がなく、心配になった頃にようやく城の石垣が見えた
岸和田城は連郭式という、本丸と二の丸が一直線に並ぶ構造になっている
本丸の三方向が手薄になるため、守備力は高くない
しかも、この城には、本丸に犬走りがある
犬走りとは、土塁の上に土塀をたてる際に、土塀を安定させるために作る50CM幅ほどの空間のことであり、敵の足場となるので不利となる
これを本丸の石垣に作るなど言語道断なのである
しかし、犬走りの緑、隅櫓、多聞櫓、櫓門が連なる風景は最高だった
この先に立派な門がある
門をくぐると、珍しく桝形とならない空間になっており、ビックリした
馬出しのような構造になっており、左右の道をすすむ敵に横矢を掛けることができる
正面には進めないため、減速するのは桝形と同じ働きがあると考えらるが、敵の足を止めるという観点ではやや弱い印象を受ける
門から天守までの道は坂道になっており、上から攻撃を受けるため、やや攻撃側が不利か
しかし、門から100Mも歩けば天守閣が見える
前には枯山水の庭が広がり、風情たっぷりである
しかし、なんかヘンテコな天守閣である
連結式三重の天守閣
望楼型で廻縁(まわりえん)がある
漆喰塗籠
実は、元あった天守閣を一切無視したデザインで復元されている
なまじ修復された天守閣などないほうがいい、典型例である
しかし、石垣の観点からみると、とんでもなく見所にあふれたお城なのである
石垣編もご覧ください‼️
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