明石城は一回で終わる予定、、
だったはずもなく、例のごとく二回目の更新
二の丸に上がる坂の途中
なんと、こんなところに雁木が
雁木というと、石垣の上にある土塀へ上がる階段のようなもの
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もちろんこの石垣にも土塀があったのだろう
しかし、何も雁木まで斜めにする必要がどこにあるのだろう
石垣は斜面に関係なく平行に積むイメージが強かったので、つい登って体験してしまった
(雁木の向こうは断崖絶壁のため、要注意)
しかしすごい傾きである
なんパーミル(千分比)くらいになるのだろう
明石城の防御はこの高低差に由来する
(近代城郭の基本は小高い丘を利用して作られる、平山城がほとんどである)
そして、クライマックスに選んだのは、僕が明石城で一番気に入った石垣
二の丸側の石垣
高さは15Mといったところだろう
緻密な加工を施された算木積み
きちっとはつられ、角のたった算木積み
頂上に近づくにつれ直角に近づく算木積み
最高である
ちなみに、算木積みの右側は隅櫓の台になっており、打ち込み接ぎの布積みと丁寧な仕事を伺える
それに反し、左側は乱積みとなる
このシンメトリー感
ぜひ肌で感じて欲しい
もう一つは、巽櫓の台
こちらは、石垣の修復跡を見ることができる
算木積みの中に明らかに綺麗な石が混ざっている
この時の工事も想像を絶する、平行移動法をとったそうで、工事マニアはググると面白い記事を見つけることができる
最後に明石城の石垣の刻印について
明石城の石垣には、多くはないが、刻印を観察することができた
しかし、ほとんどが上の四角にバツの印
歴史的背景については詳しい人がいると思うので専門外のことにはあえて触れずに進む
そして、一つ特徴的だと感じたのは、算木積みに刻印があることである
算木積みの石は通常綺麗にはつられ、高級ブティックに並んでいそうな優等生キャラなのだが、坤櫓のしたの算木積みにうっすらと刻印が
さらに、他の場所でも観察できた
これは他の城では観察したことがない
これほどの石が転用石というのは一般的な考え方ではないはずだが、、、
あと数回通うことになるであろう城の一つに、間違いなくなった
天守閣がないから行く価値がないなんて言わず、明石に立ち寄った際にはぜひ明石城へ足を運んで欲しい
あと、明石焼きも美味しいよ
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