前編では本丸に登るところまで紹介したので、今回はいよいよ目玉を紹介
と、その前に

今回のベストショット！！
苔生す石垣

場所は西曲輪の入り口付近かな

ほとんど崩れ落ち、苔が生え
当時の面影はかすかにしか残らないが、確かにここに城があった証
この城を信じ、命をかけた人々の熱意が伝わるような

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また、その儚さを感じる

石垣とはそういうものである


この先にも石垣が崩れた場所があり、天守台は意外と当時の姿をとどめてはいなかった
この辺りは苔も生えず、石もかなり大ぶりで当時は立派な石垣であったことがうかがえる


さて、満を持して登場したのが今回の目玉
井戸曲輪である

訪れる前にインターネットで調べた際に、当時の石垣が最も残る場所だと書いてあった
しかし、写真をいくら見てもこの空気感を想像することは不可能だった


階段を下ると、木の陰から姿を少しずつ表す石垣
さらに下ると石垣が四角く切り取った空間が現れる


一番底の部分には淀君も使用したであろう井戸がある
ここに立つと、ピラミッドの中にいるような神秘的な感じがした
石垣の特徴としては、やはり野面の乱積み
しかも、かなり細かい石を使用し、だが、かなりの高さ、壮大さを感じさせる石垣である

石垣山城のクライマックスに、是非最後に見てもらいたい石垣である

石垣山城
素晴らしいお城であった
天守閣などという飾りがなくても、そのはしばしから人間味、夢、熱、儚さ
それを一遍に体感したような城である

関西からは正直行きずらいが、もしも小田原に行く機会があれば足を伸ばしてもらう価値は保証しよう ×Close